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【レポート】ファイナルラウンド 最終日 男女決勝 千葉ジェッツが2連覇、JX-ENEOSサンフラワーズが5連覇を果たし閉幕

 「第93回天皇杯・第84回皇后杯全日本バスケットボール選手権大会」のファイナルラウンドは最終日(4日目)。連覇のプレッシャーがかかる中、千葉ジェッツが2年連続、JX-ENEOSサンフラワーズも初の5連覇を成し遂げ、今年も千葉県勢がアベック優勝を決めました。

 初優勝に届かなかったデンソー#8髙田 真希選手は、「第1ピリオドは自分たちのバスケットできましたが、第2ピリオド以降は力の差が出てしまいました」と振り返ります。序盤は16-15とリードし、幸先の良いスタートを切ったデンソーに対し、JX-ENEOS#12吉田 亜沙美選手は「初のデンソー戦だったので、相手のオフェンスに対してアジャストできていなかったです」。しかし第2ピリオド、「どうしても早く点数がほしかったことでインサイドを見る時間帯が多かった」という反省点を踏まえ、佐藤 清美ヘッドコーチは#21大﨑 佑圭選手から#23大沼美琴選手に代えます。「動きのあるメンバーで臨んだこと」が功を奏し、40-29と大きくリードを奪って前半を折り返します。

 今シーズン初対戦となった両チームですが、経験豊富なJX-ENEOSはハーフタイム中にも選手同士で話し合って対応し、さらに点差を開きます。終わってみれば84-62。女王の強さを見せたJX-ENEOSがついに5連覇を成し遂げました。敗れたデンソーでしたが、「前回の決勝では力負けをしたが、今日は若いチームながら頑張ることができました」と小嶋 裕二三ヘッドコーチは話し、若返ったチームながら決勝まで勝ち進んだことに手応えも感じています。髙田選手も、「新人7人にとってはすごく良い経験ができました。しかし、この経験を今後に生かさなければ意味はありません」と話すとともに、自らが引っ張ってリーグ戦でのリベンジを目指します。

 女子MVPに選出された#52宮澤 夕貴選手は、「気付いたら19点を取っていましたが、リバウンドは全然でした。MVPはうれしいですが、みんなに獲らせてもらったという気持ちの方が大きく、チームメイトに感謝しています」。優勝に対して、「実感があまりないです。5連覇できたことはうれしいですが、第1ピリオドにリバウンドを取られたのは課題点です」と優勝しても、試合を振り返って出てくるのは反省点ばかり。JX-ENEOSの目標は皇后杯とともに、リーグ制覇して2冠をすることであり、あくまでここは通過点。「まず一つ目のひまわり(サンフラワーズ)を咲かせたので、リーグ戦でもしっかり優勝して2冠を成し遂げたいです」と吉田選手は力強い言葉を残し、1月13日(土)より再開するWリーグ後半戦に気持ちを切り替えていました。

 男子決勝戦は、第3ピリオドに抜け出した千葉がシーホース三河を89-75で下し、2連覇を達成。MVPを受賞したのは三河より移籍してきた#21ギャビン・エドワーズ選手。「普通は古巣との対戦になるとエキサイトするものだが、自分は冷静さを保ち、いつも通りにプレイできるようにこの試合に臨みました」と話すとおり、その力を発揮し、20得点・10リバウンドで優勝に貢献。しかし、一人の活躍ではなく、「チームとして戦うことを選手たちは表現してくれた」ことを大野ヘッドコーチは強調します。「我慢比べの時間帯にリバウンドを取ることができ、第3ピリオドは自分たちのスタイルであるディフェンスからオフェンスにつなげることを徹底できた」ことを勝因として挙げました。

 敗れた三河の鈴木 貴美一ヘッドコーチは、「ファイナルということで気負いすぎていました」と反省点を挙げます。ファウルトラブルとともに、鈴木ヘッドコーチは「我々としては珍しい」と言うほど18本のターンオーバーをしてしまい、リズムを崩されました。逆に千葉は自らのスタイルを徹底したことで、「チームとしてやりたいことができたこの3試合は全てがベストゲームだった」と#34小野 龍猛選手はチームの成長を実感し、自信を見せています。大野ヘッドコーチも「自分たちの持ち味やスタイルを確立することができた」天皇杯であり、現在東地区2位のBリーグでの巻き返しが期待されます。

 初のさいたまスーパーアリーナで行われた天皇杯・皇后杯は、多くの皆さまにお越しいただき、盛況のうちに閉幕することができました。ご来場いただいた皆さま、またNHKやスポナビライブでの中継をご覧になった皆さま、ありがとうございました。Bリーグ、Wリーグ、そして日本代表で活躍する選手たちへ、今後もご声援をよろしくお願いいたします。

 
■男子 最終結果
優 勝 千葉ジェッツ(2年連続2回目)
準優勝 シーホース三河
第3位 京都ハンナリーズ、川崎ブレイブサンダース

【個人賞】
●共同通信社MVP
ギャビン・エドワーズ(千葉ジェッツ #21/初)

●大会ベスト5
西村 文男(千葉ジェッツ #11/初)
ギャビン・エドワーズ(千葉ジェッツ #21/初)
小野 龍猛(千葉ジェッツ #34/2年連続2回目)
ダニエル・オルトン(シーホース三河 #3/初)
比江島 慎(シーホース三河 #6/初)

 
■女子 最終結果
優 勝 JX-ENEOSサンフラワーズ(5年連続22回目)
準優勝 デンソー アイリス
第3位 トヨタ自動車 アンテロープス、富士通 レッドウェーブ

【個人賞】
●共同通信社MVP
宮澤 夕貴(JX-ENEOSサンフラワーズ #52/初)

●大会ベスト5
渡嘉敷 来夢(JX-ENEOSサンフラワーズ #10/8年連続8回目)
大﨑 佑圭(JX-ENEOSサンフラワーズ #21/2年ぶり3回目)
宮澤 夕貴(JX-ENEOSサンフラワーズ #52/2年連続2回目)
髙田 真希(デンソーアイリス #8/2年ぶり4回目)
赤穂 さくら(デンソーアイリス #12/初)

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